第2章 家の皮膚呼吸で安全な空気環境③
臭いでは、友達の家に遊びに行ったとき、そのうち独特の生活臭が鼻につき、自分の家も匂っているのではと心配になる方や、ペットを室内で飼われている方も臭いの心配をしている人が多いようです。
生ごみも梅雨から夏は余計に匂いにますよね。
匂いは湿気と上がります。
ビニールに空調で、焼き肉の臭いが家中に一週間のこる家か、次の日になればスカッとしている家なのか、消臭剤という生活臭をごまかす家の香水に頼らなくてすみますよ。
こもってしまう家の最終手段は換気扇や空調ですが冷暖房の浪費につながります。
そして機械で電気も使い音も気になり故障もし、3~5年もするとダクト内が大変なホコリだめになり、カビやダニ温床になるという二次被害のケースが非常に多くなっています。
地元の大工棟梁は、その地域の気候風土や自然素材の扱い、家の呼吸をよく知っています。
三つの健康を矛盾なく成り立たせるためには、伝統に学ぶことが大切でした。
ただ、それだけでは解決できない部分は最先端技術でおぎないます。
これが『深呼吸したくなる家のつくりかた』です。
半世紀で衣食住全てが、手仕事や自然素材の代用として機械や薬品を発達させてきました。
しかし過剰な追及によって健康被害が生じ、それをまた機械や薬品でとめようと悪循環に陥ってます。
その一番の被害者は弱い子供たちです。
コストも時間もかかるので全て自然素材と手作りという理由にはいかない時代です。
ただちょっとした素材選びと工夫で機械や薬品の害から子供を守れます。
もう一度『頂点』 帰りましょう!
家の二つの呼吸を取り戻すことができれば、家が空気清浄機のようにいつでも新鮮な空気をつくりだしてくれるのです。
深呼吸したくなる家はまるで無農薬野菜をつけてくれる畑です。
そこでとれるOrganic air を味わってください。